現役便利屋が語る「便利屋あれやこれや」シリーズ。このようなケースは滅多にないと思いますが...。本当の話???
ネグリジェはやめて
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便利屋の仕事で最も大切なのは「はじめの一歩」
玄関先でチャイムを鳴らし、そっとドアが開くその瞬間です。
何しろ、依頼者は見ず知らずの人間を家の中に呼ぶのですから、それはそれは大警戒です。
そこで、顔を合わせて依頼主がほっとした表情を浮かべたところで、まずは仕事の大部分は終了と言っても過言ではありません。
(逆にこちらも多少は警戒をしている事をお忘れなく)
ところがです。
安心しすぎる依頼者が中にはいるのです。
これが困ります。
いざ、ドアを開けて入って見るとなんと「ネグリジェ姿」
ドアカメラごしに僕を見て安全なヤツと判断したのか、上着もはおっていない奥様。
夏場なので、スケスケ。
まさか、服、着て下さい、などと言うとかえってあやしまれそうで、ただただ目を伏せての作業。
ところが、こんな人に限ってアイスキャンディーを持ってきてくれたり、横にへばりついて作業を眺めたりするんですよ。
『えーい、このままオオカミに変身してやろうか、いやいや僕には妻子がある』あらぬ思いを巡らせていると「どうかしたの?」と奥さん、僕の前にしゃがみこむので胸元がチラリ。
奥さん、もう勘弁してください。