【聞き手】 お客さんはどんな人が多いですか?
【ポッポ】 いたって普通の人ばかりです。どうも便利屋と言うと陰の商売の様なイメージがあってかなりあぶない仕事をしていると思われている人が多いですが、依頼の内容はごくごく当たり前の事ばかりです。だから、依頼者もごくごく普通の人です。
【聞き手】 やはり高齢の人が多いですか?
【ポッポ】 いえ、そうでもないんです。もちろんおじいちゃんおばあちゃんの依頼もありますが、若い人からの依頼もとても多いですよ。実はこの年齢層に関してははっきりと二分化してるんです。
【聞き手】 二分化?
【ポッポ】 チラシとネットの二分化です。チラシは高年齢、ネットは若年齢とはっきり別れます。チラシを多くまくと高年齢層からの依頼が多くなる。チラシをあまりまかないとその逆ですね。
【聞き手】 そうですよねえ、今はネット社会だから若い人はネットから検索しますものねえ。
【ポッポ】 特にこの2年前位から携帯、スマートフォンからの検索が急激に伸びてきていますね。確か、女性の8割はスマートフォンに変わったそうですよねえ、だから、若い女性の依頼がものすごく多くなってきています。
【聞き手】 若い女性の依頼ってどんなのがあるんですか?
【ポッポ】 仕事を終えて家に帰ったらゴキブリがいた。今、外で携帯でかけてる。怖くて中に入れない。今すぐ来てゴキブリを退治してくれ。そんな依頼です。(笑)
【聞き手】 そんな時はどうするんですか?
【ポッポ】 近くなら行きますが、遠くだともうゴキブリはどこかに隠れてるでしょ。だから、頑張ってどこかでバルサン買ってたいて、今日はビジネスホテルに泊まりなさい、って言った事もあります。(笑)
【聞き手】 一人暮らしの女性ですか?
【ポッポ】 そうでしょうね。昔だったらお母さんが新聞紙まるめてバシッでおしまいじゃないですか。(笑)
【聞き手】 そうかあ、私も一人暮らしですから、何かあったら便利屋さんのお世話にならないといけませんねえ。
便利屋インタビュー
1.依頼者と便利屋の架け橋に
2.便利屋になった理由は「怖いもの見たさ」
3.便利屋が全部出来るわけはない
4.便利屋の仕事はどれも楽しい
5.本当は便利屋なんていらない
6.依頼者は一人暮らしの女性が多い
7.意外に少ない大工仕事
8.遠方から依頼して得する便利屋活用法
9.入り口よければ出口よし
10.一生付き合えるのが便利屋