テレビの影響からか、便利屋というとゴミ屋敷の片付けを連想する人も多いと思います。
便利屋もこのような依頼ばかりをしているわけでは無いですが、実際に依頼されることがある作業です。
多くの便利屋が、ゴミ屋敷の片付けや汚部屋の清掃をサービスメニューに入れていることからも、それが分かります。
ゴミ屋敷の片付けや汚部屋の清掃の依頼では、下見をしてからの見積もりになります。
ゴミの量や種類、部屋の状態、どこまで綺麗にクリーニングをするかといった作業度合いなどから、金額が変わってくるからです。
とはいっても、大量のゴミ処分の場合には、正確な見積もりは難しく、便利屋によって見積もり金額は様々です。
金額を聞いただけでは高いか安いかの判断が出来ない場合もあるので、作業スタッフは何人で、どのように作業を進めるのか、ゴミ処分後の清掃はどこまでしてくれるかなども確認してみましょう。
綺麗になった部屋に、新しい絨毯を敷いたりカーテンを取り替えたりといった作業もお願いしたい場合は、まとめて依頼したほうが良いでしょう。
ゴミ屋敷の片付けや汚部屋の清掃の方法は、大きく二つのやり方があります。
- 便利屋に全て任せるケース
- 一緒になって片付けるケース
便利屋に全て任せるケース
ゴミ屋敷の片づけ方として多いのは、複数人の作業スタッフで、ゴミの量に応じたトラック車輌を用意し、出来るかぎり短時間でゴミを運び出し、部屋を綺麗にする方法です。
依頼者にとって一番手間がなく、楽で手っ取り早いですが、料金は高くなります。
ゴミの引き取り処分を依頼する場合には、一般廃棄物運搬処理業の認可を取得している業者に依頼しましょう。片付けをする便利屋が資格を持っていることが多いですが、片付けや掃除部分のみを便利屋がして、ゴミの引き取り処分は別の認可業者がするというケースも考えられます。
手慣れた便利屋ならばあっという間に作業にしてくれるので、例えばワンルームくらいなら、朝の作業開始時に立ち会ってから出社し、仕事から帰るともうすっかり片付いていることもあります。
ただし、捨てるもの捨てないものを自分で判断する必要がある場合は、作業中にずっと立ち会いが必要になりますし、要不要の判断スピードが作業時間に大きく影響してきます。
一緒になって片付けるケース
別のやり方としては、依頼者が便利屋と一緒になって、部屋を片付けていくという方法もあります。
この場合は、スタッフ派遣になりますので、時間単価で便利屋に依頼することになります。
メリットとしては、依頼者も一緒になって作業するので、片づけ方を覚えることもできます。
ただし、この方法は時間が掛かりますし、依頼者も大変です。
それでも、
『もう同じ事を繰り返したくない』
『自分で片付けられるようになりたい』
という想いが強い場合にはこちらがお勧めですが、この方法を引き受けてくれる便利屋は限られてくるかもしれません。
便利屋にも根気が必要な依頼です。また、アフターフォローを重視し、片付け後も面倒を見てくれる便利屋が望ましいです。
なかなか探すのが難しいと思いますが、中にはコーチングの手法を使って、ゴミ屋敷の片付けや汚部屋清掃のサポートをしている便利屋も実際にいます。
女性の便利屋で、女性からの依頼のみを引き受けている便利屋もいます。(片づけ専門で、便利屋を名乗っていないケースもあります。)
今後このような便利屋が増えてきてくれると有難いですが、まずはインターネットで探してみましょう。
また、ゴミ屋敷や汚部屋の予防策としてひとつの考え方ですが、一年に一回大量のゴミ処分で12万円使うよりも、毎月1万円使って片付け作業をしてもらうほうが、キレイな部屋に住める時間が多いという意味で、後者のほうがが得だとも言えます。
あるラインを超えてしまうと、ゴミの片づけが大変な作業になってしまうので、その前に便利屋に依頼したほうが比較的安価に対処できるでしょう。
目次
1.便利屋とは?
1−1.便利屋ってどんなイメージ?
1−2.便利屋によくある誤解 「本当に何でもできるの?」
1−3.こんなとき便利屋に頼むと便利
1−4.便利屋に頼んではいけないこと
2.便利屋のサービスと料金体系は?
2−1.便利屋のサービスはなぜ分かりにくい?
2−2.便利屋の料金はなぜ高い?
2−2−1.追加料金や別途費用について
2−3.専門業者との違い
2−4.悪徳業者は多い?
3.どの便利屋に依頼したらいいの?
3−1.便利屋の選び方
3−1−1.不用品回収やゴミ処分
3−1−2.片付けや掃除・家事代行
3−1−3.草刈り・庭仕事・雪掻き
3−1−4.引越し・運搬
3−1−5.ハウスメンテナンス・修理
3−1−6.代行・軽作業
3−1−7.害虫駆除・蜂の巣撤去
3−1−8.遠方からの依頼
3−1−9.ゴミ屋敷の片付け・汚部屋の清掃
3−1−10.遺品整理
3−2.問い合わせ時の注意事項
3−3.見積もり時の注意事項
3−4.作業時の注意事項
3−5.支払い時の注意事項
4.もしも事故やトラブルに遭ったら?
5.便利屋と上手に付き合っていく方法
6.まとめ