「嵐」はすごい 〜　嵐のコンサートチケット予約代行

ここで言う「嵐」は、台風で雨漏りがするから直してくれなどの「嵐」ではありません。
今、多分最も日本で人気のある、大野 智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤さんたちの「嵐」です。

チケット取りの依頼はよくありますが、嵐は別格です。
コンサートの日程が決まりチケット売り出し日が決まった瞬間から、チケット取りの依頼の電話が鳴り出します。
ファンクラブに入っていてもチケットの入手は奇跡的。

最終的に一般販売まで買えなくて「藁をもすがる」で依頼があります。
しかし、今まで嵐のチケットを便利屋代行業務として取ったことはゼロ。
だって、毎回3〜4分位で売切れてしまうのですから。

一度だけ、キャンセル待ちの権利を獲得した位です。
その時の模様を実況中継で......。

「すみません、2時間かけつづけ」
「あーやっぱりダメだったんですね。いいですいいです。こちらも一家5人でかけ続けてまったくダメだったんですから」

「ただ、あの、すみません、キャンセル待ちの権利だけ取れました」
「何―――――――――――――――――――」

「だから、キャンセ」
「ちょっと待って！」

「キャン」
「キャ、キャンセル待ちが当たったーーーーーーーーー」
（電話口をふさいで大声で叫ぶ声）
「ぎゃーーーーーーーーーーーーー」
（家中の人が喜んで叫んでいる声）
「ありがとうございます。やっぱり2時間頼んだ価値がありました」

「でも、キャンセル待ちですから、ここでもまた抽選が」
「いいんですいいんです。便利屋さんサイコー。一歩でも近づいたんだから」
「はあ、ありがとうございます」

その後、電話口からは「♪キャンセルまーち」「♪キャンセルまーち」の合唱が聞こえてきました。

こんな時ですね。
便利屋やっててほんとに良かったって思うのは。