湿気を吸いやすい和室の掃除はから拭きが基本です。毎日の和室の掃除には、掃除機をかけるか、またはほうきで畳を掃くかのどちらかで十分ですが、週に1度くらいは、はたきでふすまや障子のホコリを落とし、畳をから拭きしましょう。
畳の汚れの落とし方
毎日の和室の掃除には、掃除機をかけるかほうきで畳を掃くだけで十分ですが、週に1回程度は、はたきでふすまや障子のホコリを落とし、畳をから拭きしましょう。
基本はから拭き
湿気を吸いやすい自然素材が多い和室の掃除はから拭きが基本で、掃き掃除でも拭き掃除でも、畳の目に沿って掃除します。掃除機を使うときは、畳を傷めないよう、ノズルを少し浮かせ気味にしてかけましょう。
畳は、水分を含むと傷みや汚れ、カビの原因になるので、水拭きは汚れがひどい場合のみにします。洗剤を使って拭いたときは、あとでよく水拭きをして、洗剤の成分が残らないようにしましょう。
水拭きのあとは、から拭きをしてよく乾燥させます。水拭きは、晴れた日に換気をよくしてから行いましょう。
畳のへりの掃除
畳のへりは、熱い湯でしぼった雑巾を汚れの上にのせてしばらく置いたのちに、10倍以上に薄めた洗剤液をつけた歯ブラシでこすります。その後、熱めの湯でしぼった雑巾でたたくように拭き、洗剤の成分が残らないようにします。
カーペットを敷いている場合の注意点
畳の上にカーペットを敷いている場合は、カーペットが畳をふさいでしまっている状態なので、通気性が悪く、湿気がたまって、畳にカビやダニが発生しやすくなっているため、注意が必要です。カーペットはもちろんですが、カーペットをめくって、畳にもしっかり掃除機をかけましょう。
奥から出入口へ向かって
なお、掃除は部屋の奥から出入口へ向かって行いましょう。出入口から奥へ向かって行うと、戻るときにホコリが立って台無しになってしまいます。家の中全体を掃除するときも、奥の部屋から玄関のほうに向かって行うようにしましょう。