シンクまわりは、使用頻度を考慮して出し入れしやすい収納を心がけましょう。キッチン収納には、「キッチンを使う人の身長で物をしまう位置が決まる」「無理なく使いやすい高さは、頭の位置から手を下ろした状態での指先まで」という法則があります。これをふまえて、機能的な収納を心がけましょう。
シンクまわりの収納スペースの使い分け方
シンクまわりの収納スペースには、食品ではなく日用品をしまうのが基本です。
シンク脇
シンクの前に立って作業をするときに使う道具は、手の届く範囲にまとめてしまっておくと効率的です。食器を洗う洗剤・スポンジ・タワシなどは、シンク脇にカゴなどを取り付けてまとめて置いておきましょう。
シンク上
シンク上の吊り棚には、お菓子作りの道具や季節用品、特別な道具など、日常ではあまり使わないものをしまっておきます。ただし、落ちてきたときのことを考えて、割れやすいものや重いものはなるべく避けましょう。
シンク下
シンク下には、ボウルやザル、鍋やフライパンなど、頻繁に使うものをしまっておきます。シンク下の収納用の棚を使うと、取り出しやすくなり、収納力もアップします。包丁はシンク下の包丁入れにしまい、鍋のフタもシンク下のドアの内側にフックを付けて収納すれば、デッドスペースの有効活用になります。 ただし、シンク下に醤油などの調味料や、米などの食品を置いている場合は注意が必要です。 冷暗所というイメージのあるシンク下ですが、風通しが悪い上に、排水管をお湯が流れるため、実は意外にも高温多湿になることが多い場所で、カビや雑菌が繁殖しやすく、食品の風味が飛んだり変質したりすることにもなりかねないのです。 食品は冷蔵庫にしまうのが最も安全であるということは心得ておきましょう。
キッチン収納の法則
キッチンには、収納と使いやすさの関係に法則があり、「キッチンを使う人の身長で物をしまう位置が決まる」「無理なく使いやすい高さは、頭の位置から手を下ろした状態での指先まで」といわれています。これをふまえて、機能的な収納を心がけましょう。