便利屋に意外と多い依頼がある、家具の移動や組み立て。部屋の模様替えが終わり、新しく配置された家具を見ると、イメージしている素敵な新生活が見えてくるかもしれませんね。
家具の移動では傷つけないよう養生。家具の組立はネジ穴を潰さないように。
ひとりで出来ないことや、自分で出来ないことを依頼されるのも便利屋の特徴です。通販で買っては見たものの組み立てに自信がない組み立て家具や、重い家具の移動に、便利屋が助っ人として呼ばれます。
家具の移動作業に慣れていることや、高性能な電動ドライバーなどの道具を使って家具を組み立ててくれることを考えると、安心な面があるでしょう。
ひとりで持てない家具の移動
家具を移動する依頼などは、便利屋に寄せられる依頼の一つです。部屋の模様替えをする時の大型家具、ベッドやたんす、ピアノ、大きなソファーの移動などでしょうか。大抵はそのままでは持ち上がらないため、中身を出したり外せる部分をばらして移動して、元に戻します。ピアノや介護用のベッドは、ビス止めをドライバーで外して分解し、移動先で再度組み立てたりします。
二人以上での作業
一人では移動できない依頼になるので、当然といえば当然ですが、スタッフ二人以上で作業するか、依頼主の方と一緒に作業することになります。ベッドを動かすのに、まず移動先の部屋の本棚を動かして、そこにベッドを移動し、ベッドのあった場所に本棚やカラーボックスを持っていく、といった部屋の模様替え的なお手伝いになるのが一般的でしょう。
家具の組み立ての依頼
組み立て式のベッドや本棚をインターネットや通信販売で購入し、その組み立てが便利屋に依頼されることもあります。一応はドライバー1本で組み立てられることになっている商品も多いようですが、安いドライバーでは組立作業が大変ですし、下手をするとネジ穴を潰してしまいます。それなりの六角レンチやドライバーなどの工具セットは、必須アイテムでしょう。数量が多い場合(例えばカラーボックス10個)や、大きな組み立て家具の場合、電動式ドライバーが威力を発揮します。小さな安いドライバーでは、困難な作業です。カーテンレールの取り付けも、下地(柱)の位置さえ分かれば、取り付けられるタイプがインターネット等で市販されています。
階段や通路の幅に注意して!
大きな家具や大型家電を移動するときに、階段の幅が狭かったり、通路に家具が通らなかったりして、困ってしまうことが度々あります。なんとか家具をばらして対応したり、障害物の上まで持ち上げて運んだりと、その場で四苦八苦しながら対応することになります。家具を移動する際には、階段や通路の幅を見て、物理的に運べるかどうか注意しましょう。
大切な家財を傷つけないために、養生をしかりとしておくことも大切です。このあたりを特に気にするケースでは、便利屋などの作業慣れしている業者に依頼するメリットがあるのではないでしょうか。