老前整理の料金
老前整理は、株式会社くらしかるの坂岡さんが提唱しており、商標登録もされている言葉です。
http://www.kurasikaru.com/CCP.html
この老前整理の意味するところは、自分が老いて体力や気力が無くなる前に、身辺を見直して、いらないモノを整理し生活環境を整えること、となります。
「老前整理」という単語が登録商標になっていますので、便利屋でのサービス名称としては、「老後前の片付け」とか「老いに備える整理整頓」といったものになるかもしれませんが、サービスとしては、部屋の片付け,不要品の処分,整理整頓といった内容で、老齢でも生活しやすいように生活環境を整えるための作業の手伝いという依頼になるでしょう。
特に、重いものを移動したり処分したりする際に、力仕事が得意な便利屋の出番となります。
>老前整理の料金の概要
便利屋を使った老前整理では、片付け、整理整頓、整理収納、不用品回収、ゴミ処分・粗大ゴミ回収などのサービスを依頼することになりますので、それらの料金説明を参照してください。
こんな時に便利屋へ老前整理の依頼ができます
- 老後にそなえ家財の整理をしておきたい
- 老後にそなえ不要なモノを整理しておきたい
- 老後にそなえ生活環境を整えたい
老前整理の金額目安と価格相場
便利屋に依頼する老前整理は、片付けや整理整頓が主なため時間給制を取っている便利屋がほとんどです。
ただし、老前整理後は不用品が出るため、不用品の処分費および運搬代金および車両費が加算されます。
・時間給は地域によって違いますが、
2,500円〜4,000円/時間が相場です。
(都心部に近いほど価格は高くなります)
老前整理の価格の具体例
整理整頓、不用品処分(書籍、衣類など)
30,000円(4時間・便利屋スタッフ2名)
(※東京の便利屋の例)
老前整理サービス例
- 老後生活に不要なモノの整理
- 部屋の片付け
- 老後生活に適した部屋の配置換え
- 不用品の収集/処分
- 不用品の買取
老前整理を依頼する際の注意点
- 見積りを取る
- 作業時の立ち会い(家財の破損防止、紛失・盗難防止、作業度合いのチェックなど)
- 作業後のチェック(家財の破損防止、紛失・盗難防止など)
- 老前整理に伴う不用品回収/ゴミ処分を依頼する場合、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている便利屋に依頼すること
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老前整理(老活)コラム
老前整理という言葉は、株式会社くらしかる代表の坂岡洋子さんが考えられた造語で、
「老いる前に一度暮らしを見直してみませんか?」という提案です。
最近は、テレビや新聞などのメディアでも、たびたび取り上げられる話題です。
同じように、老後を迎えるための準備活動という意味で、「老活」という表現が使われることもあるようです。
●産経ニュース(一部抜粋)
「老前整理」のススメ - "仕分け"は判断力があるうちに
不要な物を断つことで快適な生活を手に入れる「断捨離(だんしゃり)」がブームだ。こうした中、「捨てる」という行為を老後の暮らしとセットで考えようとする動きが出てきた。老年期をできるだけシンプルに、かつ身軽に生きるためだ。専門家によると、「気力・体力・判断力」があるうちに"仕分け作業"に着手することが成功の秘訣(ひけつ)で、その時期は「人生の節目」である定年や子供が独立したときがベストだという。
株式会社くらしかるのホームページでは、『老前整理について』というページで、
(1)高齢になると、自分でモノの整理をする体力・気力も衰え、片付けが難しくなる
(2)しかし、ただ捨てれば良い、処分すれば良いということでは解決にならない
(3)元気なうちに、体力のあるうちに、もう一度暮らしを見つめなおし、どういう生活をしたいかを考えた上で、モノの要・不要を自分で判断し、身軽になることが、精神的に豊かな老後を迎える準備になるのではないか?
という提案をされています。
モノを片づけたり部屋を掃除するという行為は体力も気力も必要で、年を重ねるとどんどん難しくなっていきます。
そこで、子どもの独立,定年退職,還暦といった節目の日に、モノを整理し、これからの生活に必要かそうでないかを見極める作業をすることで、これからの生き方の道筋がみえてくるといいます。
老後の生活では、一日の過ごし方がこれまでとはガラッと変わり、違ったものになってくるでしょう。
そうすると当然、生活に必要なモノも変わってきます。
そこで、老後生活に入るタイミングで、身の回りのモノを整理すること、つまり、もう一度モノの要る・要らないを判断し直すことは、これから先の「生き方」を見つめ直すことになるといいます。
『今後の人生を見つめ直すこと』が、豊かなシニアライフを過ごすことにもつながる、というのです。
これは、単に部屋をきれいに片付けて整理整頓するするとか、モノを整理収納するという話ではありません。
また、財産や相続の話に絡んだ生前整理とも異なります。
死んだあとのことを考えるのではなく、これから生きてゆく老後を豊かにしていくための「老前整理」です。
生活のこまごましたモノを、今後の生活に合わせてすっきりさせようという考え方です。
それがひいては、自分のためにも、そして家族のためにもなります。
老前整理を提唱する坂岡さんが、バリアフリーの仕事で介護現場を見たときに驚いたことがあるといいます。
それは、「高齢者の住宅では、モノが多すぎて車椅子が通らないところもある。それを、体力のない本人に代わって家族が片づけようにも、要、不要がわからないし、片づけには気力、体力、判断力が必要だから、老いてからでは難しい」ということだそうです。
老いが原因で片付けやゴミ捨てができなくなり、ひとり暮らしの高齢者の住まいが「ゴミ屋敷」となってしまう事も、社会問題化しているようですが、そうなる前に、『できるうちに整理整頓しましょう』ということです。
また、老前整理を提唱する坂岡さんは、親の死後に「遺品整理」で苦労した人たちの話もさんざん聞いたといいます。
「そんな思いを子どもにさせないためにも、時間をかけてでも、自分の判断で、自分の手でやるべきだ」と考えたそうです。
老前整理では、"「使えるモノ」と「使うモノ」は違う。使えるモノでも使わないなら、要らないモノ"という考え方をします。
その老前整理の秘訣は、以下の三つです。
(1) 一度で終わらそうと思わない。
(2) 完全・完璧を目指さない。
(3) 自分のモノ以外は整理しない。
つまり、毎日少しづつ出来る範囲で、例えば1日20分決めて、自分のモノだけをコツコツ整理していくと良いでしょう。
捨てる際には、「○年以上使っていないものは捨てる」などという自分なりの基準を決めましょう。
最後に、老前整理のポイントをまとめてみます。
【1】 節目ごとに捨てる
「夫が定年退職になった」「子供たちが独立した」など、人生の節目に開始する。理由は、このような節目を境に、暮らし方が新しく変わるから。その時点で片付けを始めることで、それからの人生設計を考えることもできる。元気で体力があるうちに始めるのがベスト!
【2】 捨てる基準を決める
老前整理をする際には、「何を捨てて、何を残すか」の基準が大切になる。"愛着のある着ものや和箪笥、贈答品などがどうしても捨てられない"という声が多い。しかし、"もったいない"と躊躇してしまうと何も捨てられなくなる。まずは"10年使わずに置いてある物は処分する!"と基準を決める。思い切って期限を決めることが重要。
また、10年を超えていても愛着があり、どうしても捨てる踏ん切りがつかない場合は「保留」にしておく。「保留分は半年や1年などの期限を決め、それまでに使わなければ捨てるようにする。
【3】 無理をしない
やりだすと一気に片付けたくなる人がいるが、それだと逆に長続きしない。1日15分、"今日はこの引き出しをやろう"と少しずつ処分していけばいい。無理は禁物。何十年もかけて溜めたモノなので、時間をかけて納得しながら進めればよい。
坂岡 洋子¥ 1,260 |